堕ちる音
その夜、達也は小悪魔っぽい優奈ちゃんの腕の中にいた。
終電を逃した僕に、優奈ちゃんさんが泊まっていくよう勧めてくれました。指先が偶然触れただけなのに、それだけで胸の奥がざわつきました。
アルコールのせいにして、僕は少しだけ大胆になっていました。
雨宿りのつもりで入ったネオンの灯るラブホテルが、その後の全ての舞台になりました。「いいの?」と囁かれ、僕は小さく頷くのが精一杯でした。
髪をやさしく撫でられただけで、体の力が抜けていきました。
抱き寄せられて、彼女の胸の鼓動がまっすぐ伝わってきました。
「素直だね」
彼女のシャツのボタンに僕からも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
一枚ずつ脱がされていくうちに、隠すものが何もなくなって、心まで裸にされた気がしました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
焦らすように入り口だけをなぞられ、優奈ちゃんは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、優奈ちゃんは腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
(はぁっ)
「見ないで…恥ずかしい…」
「かわいいよ、優奈ちゃん」
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みに優奈ちゃんは高い声を上げてのけぞりました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
焦らしと快感を繰り返され、優奈ちゃんはもう何度も軽く達してしまっていました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に優奈ちゃんは理性を失いかけました。
(とくん)
「ん…もっと激しくして…」
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、優奈ちゃんは喘ぎ続けるしかありませんでした。
何度目かの絶頂で優奈ちゃんの中が強く締まり、達也さんも低く呻いて動きを速めました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
(くちゅ、とろとろ)
「はぁ…もっと…」
「そのまま、感じて」
達也さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に優奈ちゃんは息を詰めました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で優奈ちゃんは涙目になっていました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、優奈ちゃんはシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、優奈ちゃんは目の前がちかちかしました。
根元まで一気に貫かれた瞬間、優奈ちゃんは声にならない悲鳴を上げて達也さんの背中に爪を立てました。
(ぞくぞく、ぬちゅ)
「はぁ…もっと…」
窓の外が白み始めるまで、僕たちは何度も互いを求め合いました。「奥まで…来て…」
夜が明けても、二人を包んだ熱はまだ冷めやらなかった。ありふれた話かもしれませんが、僕には特別な夜でした。