#秘密の夜
……寝れない。ちょっとだけ吐き出させて。
夜勤明けの疲れた体で、つい紗英さんの誘いに乗ってしまいました。
きっかけは紗英さんからの一通のメッセージでした。
唇を割って入ってきた舌に、俺は夢中で応えていました。
「もっと乱れていいよ」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
生まれたままの姿にされて、俺は思わず胸と脚を手で隠しました。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼女の目の前にこぼれ出ました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて紗英は顔を覆いました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
(ずちゅ)
「ん…もっと激しくして…」
「我慢しなくていい」
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、紗英は消えたくなりました。
「ん…もっと激しくして…」
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、紗英は喘ぎ続けるしかありませんでした。
「もっと激しくして」と口走った紗英に応えるように、律動が一段と速くなりました。
(ふるり)
「はぁ…もっと…」
「紗英の全部が欲しい」
限界を訴える颯…さんに、紗英は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、紗英は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
颯…さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に紗英は息を詰めました。
「颯…さん…気持ちいい…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。
「お願い…止まらないで…」
以上、深夜のひとりごとでした。