匿名告白:常連客と過ちを犯しました
こんなこと相談する相手もいなくて。歯科衛生士をしている冴子といいます。
今でもふと思い出してしまう、桜が散り始めた春の夜の話をさせてください。
その日、翼くんさんとたまたま二人きりになる時間ができたんです。見つめてくる視線に、下着の中がもう疼き始めていました。
手を引かれるまま、わたしは私の散らかった部屋のドアをくぐっていました。髪をやさしく撫でられただけで、体の力が抜けていきました。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
「すごく濡れてる」
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
翼くんさんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って冴子は息を詰めました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、冴子は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、冴子は背中を弓なりに反らせました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
(ぬるり)
「翼くんさん…気持ちいい…」
「かわいいよ、冴子」
焦らすように入り口だけをなぞられ、冴子は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
翼くんさんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
指の動きが速くなるたび、冴子の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
「はぁ…もっと…」
限界を訴える翼くんさんに、冴子は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、冴子はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
何度目かの絶頂で冴子の中が強く締まり、翼くんさんも低く呻いて動きを速めました。
「もっと激しくして」と口走った冴子に応えるように、律動が一段と速くなりました。
「奥まで…来て…」
「素直だね」
根元まで一気に貫かれた瞬間、冴子は声にならない悲鳴を上げて翼くんさんの背中に爪を立てました。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、冴子は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
翼くんさんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に冴子は息を詰めました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で冴子は涙目になっていました。
(きゅうっ、ぬちゅ)
「だめ…そこ、弱いの…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、わたしはしばらく声も出せませんでした。「や…声、我慢できない…」
書いてしまえば楽になれると思ったのに、まだ胸がざわついたままです。また同じような夜が来るのかは分かりません。でも、それでいいと思っています。