眠れない(裕介さんのこと)
深夜だから呟く。YK、30代半ば。
バイト先の閉店後、二人だけになった店内で。
偶然を装って、あたしのほうから裕介さんを誘っていました。
焦らすような手つきに、あたしは思わず声を漏らしてしまいました。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
「YKの全部が欲しい」
彼のシャツのボタンにあたしからも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
「明かり、消して」と頼んでも、彼は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
彼の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、あたしの呼吸は浅くなりました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
指の動きが速くなるたび、YKの腰は勝手に浮き上がってしまいました。
「お願い…止まらないで…」
「そんなに締めつけたら…」
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、YKは背中を弓なりに反らせました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、YKは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
(ぬぷっ、ぐちゅ)
「お願い…止まらないで…」
根元まで一気に貫かれた瞬間、YKは声にならない悲鳴を上げて裕介さんの背中に爪を立てました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてYKはぶるっと震えました。
(びくびく)
「はぁ…頭、とけちゃう…」
「もう一回、いける?」
限界を訴える裕介さんに、YKは「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急にYKは翻弄され続けました。
何度目かの絶頂でYKの中が強く締まり、裕介さんも低く呻いて動きを速めました。
(びくっ)
「お願い…止まらないで…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、あたしはしばらく声も出せませんでした。
「はぁ…もっと…」
以上、深夜のひとりごとでした。