誰にも言えない肌寒くなり始めた秋の夕方のこと
こんなこと相談する相手もいなくて。営業職をしている彩音といいます。
今でもふと思い出してしまう、肌寒くなり始めた秋の夕方の話をさせてください。
実は亮さんには付き合っている人がいました。いけないと分かっていながら、止められなかったんです。
きっかけは亮さんからの一通のメッセージでした。指先が偶然触れただけなのに、それだけで胸の奥がざわつきました。
グラスを重ねるたびに、頬が熱くなっていくのが自分でも分かりました。
雨宿りのつもりで入った貸し切り状態のカラオケの個室が、その後の全ての舞台になりました。そっと手を握られて、拒む気持ちなんて最初からなかったと気づきました。
やさしく、でも確かな手つきに、私はただ身を委ねていました。
「すごく濡れてる」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
生まれたままの姿にされて、私は思わず胸と脚を手で隠しました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、彩音は背中を弓なりに反らせました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
焦らしと快感を繰り返され、彩音はもう何度も軽く達してしまっていました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、彩音は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
(くちゅ、ぱちゅん)
「あぁっ…そこ、だめぇ…」
「我慢しなくていい」
亮さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って彩音は息を詰めました。
亮さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、彩音は消えたくなりました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に彩音は理性を失いかけました。
指の動きが速くなるたび、彩音の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みに彩音は高い声を上げてのけぞりました。
(んっ)
「んっ…あぁ…」
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、彩音は喘ぎ続けるしかありませんでした。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
亮さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に彩音は息を詰めました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に彩音は翻弄され続けました。
「はぁ…頭、とけちゃう…」
「そのまま、感じて」
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
限界を訴える亮さんに、彩音は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて彩音はぶるっと震えました。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、彩音は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
(とくん)
「お願い…止まらないで…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、私はしばらく声も出せませんでした。「そんなに…されたら…おかしくなる…」
こんな私を、あなたはどう思いますか。それでも後悔はしていません。たった一晩の出来事ですが、私にとっては忘れられない記憶です。