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翼さんへの、言えない気持ち

こんなこと相談する相手もいなくて。フリーランスをしている由紀といいます。

あんなに乱れたあたしを見せたのは、後にも先にもあの人だけです。

あたしにも翼さんにもパートナーがいる、いわゆるダブル不倫でした。

偶然を装って、あたしのほうから翼さんを誘っていました。会話が途切れた沈黙が、なぜだか妙に甘く感じられました。

雨宿りのつもりで入った露天風呂付きの離れが、その後の全ての舞台になりました。背中に手を回されて、もう後戻りできないと悟りました。

汗ばんだ肌が重なり合って、時間の感覚さえ溶けていくようでした。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
「由紀の全部が欲しい」

一枚ずつ脱がされていくうちに、隠すものが何もなくなって、心まで裸にされた気がしました。
「明かり、消して」と頼んでも、彼は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。

たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
指の動きが速くなるたび、由紀の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
焦らしと快感を繰り返され、由紀はもう何度も軽く達してしまっていました。
翼さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて由紀は顔を覆いました。
「はぁ…もっと…」

「かわいいよ、由紀」
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、由紀は消えたくなりました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
翼さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って由紀は息を詰めました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、由紀は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
(ぬるり)
「お願い…止まらないで…」

腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、由紀はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、由紀は目の前がちかちかしました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に由紀は翻弄され続けました。
限界を訴える翼さんに、由紀は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
「や…声、我慢できない…」
「もう一回、いける?」

何度目かの絶頂で由紀の中が強く締まり、翼さんも低く呻いて動きを速めました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
「もっと激しくして」と口走った由紀に応えるように、律動が一段と速くなりました。
翼さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に由紀は息を詰めました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて由紀はぶるっと震えました。
根元まで一気に貫かれた瞬間、由紀は声にならない悲鳴を上げて翼さんの背中に爪を立てました。
(ずちゅ)
「もう…焦らさないで…」

達した直後の敏感な体を、それでも彼は離してくれませんでした。「奥まで…来て…」

書いてしまえば楽になれると思ったのに、まだ胸がざわついたままです。はしたない話ですみません。でも、書けてよかったです。

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