眠れない夜に(3/19)
【3月19日】
今日のことは絶対に忘れたくないから、隆くんはここに書き残しておく。
ずっと気になっていた結衣さんに、思い切って俺から声をかけました。
耳元でそっと名前を呼ばれるたび、体がびくりと反応してしまいました。
彼女のシャツのボタンに俺からも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼女の目の前にこぼれ出ました。
隆くんさんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って結衣は息を詰めました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、結衣は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、結衣は背中を弓なりに反らせました。
(こくり)
「お願い…止まらないで…」
「結衣の全部が欲しい」
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて結衣は顔を覆いました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に結衣は理性を失いかけました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、結衣は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
「はぁ…頭、とけちゃう…」
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、結衣はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
「もっと激しくして」と口走った結衣に応えるように、律動が一段と速くなりました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に結衣は翻弄され続けました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
(ずちゅ、とくん)
「そんなに…されたら…おかしくなる…」
「もっと乱れていいよ」
隆くんさんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に結衣は息を詰めました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて結衣はぶるっと震えました。
限界を訴える隆くんさんに、結衣は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、結衣は目の前がちかちかしました。
(ぬるり)
「奥まで…来て…」
全身が硬直したかと思うと、次の瞬間、頭の中で何かが弾けました。「お願い…止まらないで…」
……もう一度こんな夜が来るのかな。とりあえず今夜はこれで終わり。おやすみ。