隆(仮)さんへの、言えない気持ち
誰にも言えないので、匿名で告白させてください。T子、30歳です。
書くかどうか迷いましたが、誰かに聞いてほしくて筆をとりました。
別れたはずの元カレと、再会したその夜に。
その日、隆(仮)さんとたまたま二人きりになる時間ができたんです。グラスを重ねるたびに、頬が熱くなっていくのが自分でも分かりました。
「今日は帰りたくないな」——そんな言葉が、どちらからともなくこぼれました。
抗う気もないまま、わたしは終電を逃して転がり込んだ相手の家へ連れ込まれました。「いいの?」と囁かれ、わたしは小さく頷くのが精一杯でした。
抱き寄せられて、彼の胸の鼓動がまっすぐ伝わってきました。
「もっと聞かせて」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
隆(仮)さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思ってT子は息を詰めました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、T子は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
隆(仮)さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
「奥まで…来て…」
「もっと聞かせて」
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、T子は消えたくなりました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
焦らしと快感を繰り返され、T子はもう何度も軽く達してしまっていました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、T子は背中を弓なりに反らせました。
(ぎゅっ、ぬぷっ)
「あぁっ…そこ、だめぇ…」
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてT子はぶるっと震えました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急にT子は翻弄され続けました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
何度目かの絶頂でT子の中が強く締まり、隆(仮)さんも低く呻いて動きを速めました。
(とろとろ)
「あぁっ…そこ、だめぇ…」
「T子の全部が欲しい」
「もっと激しくして」と口走ったT子に応えるように、律動が一段と速くなりました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、T子はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、T子は目の前がちかちかしました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感でT子は涙目になっていました。
限界を訴える隆(仮)さんに、T子は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
(きゅうっ)
「見ないで…恥ずかしい…」
全身が硬直したかと思うと、次の瞬間、頭の中で何かが弾けました。「奥まで…来て…」
書いてしまえば楽になれると思ったのに、まだ胸がざわついたままです。ありふれた話かもしれませんが、わたしには特別な夜でした。