眠れない(和也さんのこと)
……寝れない。ちょっとだけ吐き出させて。
「一回だけなら」——そんな軽い気持ちが、抜け出せない関係の始まりでした。
「もう一軒だけ」と和也さんに手を引かれ、気づけば二人きりでした。
首筋を吸われて、ちりっとした痛みすら甘く感じました。
「もう一回、いける?」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
和也さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って涼子は息を詰めました。
「お願い…止まらないで…」
「もっと聞かせて」
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、涼子は消えたくなりました。
和也さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
(ぱんっ)
「和也さん…気持ちいい…」
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、涼子はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて涼子はぶるっと震えました。
(びくっ)
「お願い…止まらないで…」
「そのまま、感じて」
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、涼子は目の前がちかちかしました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
(じん…、ふるり)
「見ないで…恥ずかしい…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。
「もう…焦らさないで…」
以上、深夜のひとりごとでした。