気づけば泊まりがけの温泉旅館にいた
あたしはweb デザイナーをしているNKといいます。今でも忘れられない話をひとつ。
書くかどうか迷いましたが、誰かに聞いてほしくて筆をとりました。
合コンで一番タイプじゃないと思っていた人が、実は一番グイグイ来る人でした。
その日、健吾さんとたまたま二人きりになる時間ができたんです。会話が途切れた沈黙が、なぜだか妙に甘く感じられました。
他愛のない話をしているうちに、二人の距離は少しずつ縮まっていきました。
断る言葉を探しているうちに、あたしは泊まりがけの温泉旅館に立っていました。髪をやさしく撫でられただけで、体の力が抜けていきました。
汗ばんだ肌が重なり合って、時間の感覚さえ溶けていくようでした。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼の目の前にこぼれ出ました。
「明かり、消して」と頼んでも、彼は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
健吾さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
健吾さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
焦らしと快感を繰り返され、NKはもう何度も軽く達してしまっていました。
「あっ…イッちゃう…」
「全部見せて」
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みにNKは高い声を上げてのけぞりました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感にNKは理性を失いかけました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、NKは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、NKは背中を弓なりに反らせました。
指の動きが速くなるたび、NKの腰は勝手に浮き上がってしまいました。
「ん…もっと激しくして…」
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、NKは目の前がちかちかしました。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、NKはもう自分の声を抑えることもできませんでした。
「もっと激しくして」と口走ったNKに応えるように、律動が一段と速くなりました。
(ぎゅっ、ぴちゃ)
「だめ…そこ、弱いの…」
「そのまま、感じて」
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、NKは爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
何度目かの絶頂でNKの中が強く締まり、健吾さんも低く呻いて動きを速めました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてNKはぶるっと震えました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感でNKは涙目になっていました。
限界を訴える健吾さんに、NKは「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
(じゅる)
「健吾さん…気持ちいい…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。「もう…焦らさないで…」
この関係が正しいのかは、今でも分かりません。ただ後悔はしていません。はしたない話ですみません。でも、書けてよかったです。