眠れない夜に(10/23)
【10月23日】
今日のことは絶対に忘れたくないから、圭はここに書き残しておく。
バイト先の閉店後、二人だけになった店内で。
遥さんの部屋で映画を観るだけ——そのはずでした。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
圭さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って遥は息を詰めました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、遥は背中を弓なりに反らせました。
圭さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、遥は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
「お願い…止まらないで…」
「今日は離さないから」
焦らすように入り口だけをなぞられ、遥は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
指の動きが速くなるたび、遥の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みに遥は高い声を上げてのけぞりました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
「もう…焦らさないで…」
限界を訴える圭さんに、遥は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
根元まで一気に貫かれた瞬間、遥は声にならない悲鳴を上げて圭さんの背中に爪を立てました。
(びくびく、ぎゅっ)
「見ないで…恥ずかしい…」
「遥の全部が欲しい」
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、遥はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、遥は目の前がちかちかしました。
「もっと激しくして」と口走った遥に応えるように、律動が一段と速くなりました。
何度目かの絶頂で遥の中が強く締まり、圭さんも低く呻いて動きを速めました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
(ぱちゅん、んっ)
「んっ…あぁ…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、僕はしばらく声も出せませんでした。「あぁっ…そこ、だめぇ…」
……もう一度こんな夜が来るのかな。とりあえず今夜はこれで終わり。おやすみ。