達也という名の熱
肌寒くなり始めた秋の夕方のことだった。TBは、抗えない何かに引き寄せられていた。
別れたはずの元カレと、再会したその夜に。
偶然を装って、わたしのほうから達也さんを誘っていました。見つめてくる視線に、下着の中がもう疼き始めていました。
他愛のない話をしているうちに、二人の距離は少しずつ縮まっていきました。
「もう少しだけ」と言い訳をして、出張先のビジネスホテルに足を踏み入れました。壁際に追い詰められ、逃げ場のない距離で見つめられました。
唇を割って入ってきた舌に、わたしは夢中で応えていました。
汗ばんだ肌が重なり合って、時間の感覚さえ溶けていくようでした。
「素直だね」
「明かり、消して」と頼んでも、彼は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
下着の縁に指をかけられ、わたしは恥ずかしさに思わず腰を浮かせてしまいました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、TBは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、TBは腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、TBは背中を弓なりに反らせました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
「もう…焦らさないで…」
「もっと聞かせて」
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感にTBは理性を失いかけました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みにTBは高い声を上げてのけぞりました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、TBは消えたくなりました。
(ぎゅっ)
「だめ…そこ、弱いの…」
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、TBは爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
「もっと激しくして」と口走ったTBに応えるように、律動が一段と速くなりました。
達也さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚にTBは息を詰めました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、TBは喘ぎ続けるしかありませんでした。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
「や…声、我慢できない…」
「もっと乱れていいよ」
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、TBはもう自分の声を抑えることもできませんでした。
限界を訴える達也さんに、TBは「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてTBはぶるっと震えました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、TBはシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感でTBは涙目になっていました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
(じゅる、くちゅ)
「達也さん…気持ちいい…」
限界が近づいて、わたしは彼にしがみついたまま、一気に高みへと押し上げられました。「だめ…そこ、弱いの…」
夜が明けても、二人を包んだ熱はまだ冷めやらなかった。ありふれた話かもしれませんが、わたしには特別な夜でした。