T介さんへの、言えない気持ち
誰にも言えないので、匿名で告白させてください。瑠…、20代後半です。
今でもふと思い出してしまう、汗ばむような初夏の宵の話をさせてください。
T介さんと飲みに行ったのが、そもそもの始まりでした。アルコールのせいにして、あたしは少しだけ大胆になっていました。
「もう少しだけ」と言い訳をして、誰もいない更衣室に足を踏み入れました。見つめ合ったまま、どちらも動けずにいた時間が愛おしかった。
首筋を吸われて、ちりっとした痛みすら甘く感じました。
やさしく、でも確かな手つきに、あたしはただ身を委ねていました。
「もう一回、いける?」
一枚ずつ脱がされていくうちに、隠すものが何もなくなって、心まで裸にされた気がしました。
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
焦らしと快感を繰り返され、瑠…はもう何度も軽く達してしまっていました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、瑠…は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
(はぁっ、きゅうっ)
「もう…焦らさないで…」
「かわいいよ、瑠…」
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、瑠…は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
T介さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って瑠…は息を詰めました。
(こくり、ぞくぞく)
「はぁ…もっと…」
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、瑠…はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、瑠…はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で瑠…は涙目になっていました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
(こくり)
「んっ…あぁ…」
「もう一回、いける?」
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、瑠…は喘ぎ続けるしかありませんでした。
何度目かの絶頂で瑠…の中が強く締まり、T介さんも低く呻いて動きを速めました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて瑠…はぶるっと震えました。
「そんなに…されたら…おかしくなる…」
二人ほぼ同時に上りつめて、しばらく指先まで痺れが残っていました。「ん…もっと激しくして…」
こんなあたしを、あなたはどう思いますか。それでも後悔はしていません。たった一晩の出来事ですが、あたしにとっては忘れられない記憶です。