書店員だった頃の、ある夜の記憶
成美(仮)(30代後半・書店員)です。少し長くなりますが、あの夜のことを聞いてください。
今でもふと思い出してしまう、桜が散り始めた春の夜の話をさせてください。
MDさんから「少し話せない?」と誘われ、断る理由もありませんでした。膝が触れ合ったまま、どちらも離そうとしませんでした。
グラスを重ねるたびに、頬が熱くなっていくのが自分でも分かりました。
雨宿りのつもりで入った相手の一人暮らしの部屋が、その後の全ての舞台になりました。薄暗い部屋で、お互いの息づかいだけがやけに大きく響きました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
「そのまま、感じて」
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
下着の縁に指をかけられ、あたしは恥ずかしさに思わず腰を浮かせてしまいました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に成美(仮)は理性を失いかけました。
MDさんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、成美(仮)は消えたくなりました。
(ぞくぞく)
「そんなに…されたら…おかしくなる…」
「もう一回、いける?」
指の動きが速くなるたび、成美(仮)の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、成美(仮)は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
MDさんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
(ずちゅ、じゅる)
「MDさん…気持ちいい…」
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて成美(仮)はぶるっと震えました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、成美(仮)は目の前がちかちかしました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に成美(仮)は翻弄され続けました。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、成美(仮)はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
(こくり、ちゅっ)
「MDさん…気持ちいい…」
「今日は離さないから」
限界を訴えるMDさんに、成美(仮)は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、成美(仮)は喘ぎ続けるしかありませんでした。
MDさんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に成美(仮)は息を詰めました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、成美(仮)はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
(ぱちゅん、ぱんっ)
「だめ…そこ、弱いの…」
波が引いたあとも、あたしの体はまだ小刻みに震え続けていました。「はぁ…もっと…」
冷めたコーヒーを二人で飲んだ朝のことを、今でも時々思い出します。長くなりましたが、これがあたしの正直な体験談です。