一線を越えてしまった台風で電車が止まった晩
成美ちゃん(アラフォー・販売員)です。少し長くなりますが、あの夜のことを聞いてください。
きっかけは本当に些細なことでした。台風で電車が止まった晩のことです。
翔…さんから「少し話せない?」と誘われ、断る理由もありませんでした。会話が途切れた沈黙が、なぜだか妙に甘く感じられました。
ふとした瞬間に目が合って、そらすタイミングを失ってしまったんです。
「もう少しだけ」と言い訳をして、私の散らかった部屋に足を踏み入れました。薄暗い部屋で、お互いの息づかいだけがやけに大きく響きました。
唇を割って入ってきた舌に、あたしは夢中で応えていました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
彼のシャツのボタンにあたしからも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
一枚ずつ脱がされていくうちに、隠すものが何もなくなって、心まで裸にされた気がしました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、成美ちゃんは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みに成美ちゃんは高い声を上げてのけぞりました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、成美ちゃんは消えたくなりました。
(ぬぷっ、くちゅ)
「お願い…止まらないで…」
「成美ちゃんの全部が欲しい」
翔…さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
翔…さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
指の動きが速くなるたび、成美ちゃんの腰は勝手に浮き上がってしまいました。
翔…さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って成美ちゃんは息を詰めました。
「あっ…イッちゃう…」
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に成美ちゃんは翻弄され続けました。
「もっと激しくして」と口走った成美ちゃんに応えるように、律動が一段と速くなりました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
(ぐちゅ)
「奥まで…来て…」
「全部見せて」
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて成美ちゃんはぶるっと震えました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
限界を訴える翔…さんに、成美ちゃんは「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で成美ちゃんは涙目になっていました。
(くちゅ)
「見ないで…恥ずかしい…」
二人ほぼ同時に上りつめて、しばらく指先まで痺れが残っていました。「お願い…止まらないで…」
この関係が正しいのかは、今でも分かりません。ただ後悔はしていません。ありふれた話かもしれませんが、あたしには特別な夜でした。