読者手記/F太さんのこと
<読者投稿> R子(20歳/書店員/仮名)
あんなに乱れたわたしを見せたのは、後にも先にもあの人だけです。
セフレ、と割り切ったはずの関係でした。でも、その夜だけは少し違ったんです。
偶然を装って、わたしのほうからF太さんを誘っていました。会話が途切れた沈黙が、なぜだか妙に甘く感じられました。
雨宿りのつもりで入ったネオンの灯るラブホテルが、その後の全ての舞台になりました。髪をやさしく撫でられただけで、体の力が抜けていきました。
ドアが閉まった瞬間、空気が変わったのを肌で感じました。
焦らすような手つきに、わたしは思わず声を漏らしてしまいました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
「隠さないで」と手をどけられ、全部を見られる恥ずかしさに体が火照りました。
彼の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、わたしの呼吸は浅くなりました。
生まれたままの姿にされて、わたしは思わず胸と脚を手で隠しました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、R子は背中を弓なりに反らせました。
焦らしと快感を繰り返され、R子はもう何度も軽く達してしまっていました。
(じん…、ぎゅっ)
「お願い…止まらないで…」
「もっと乱れていいよ」
F太さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思ってR子は息を詰めました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いてR子は顔を覆いました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
F太さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
「はぁ…頭、とけちゃう…」
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、R子は目の前がちかちかしました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、R子はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
何度目かの絶頂でR子の中が強く締まり、F太さんも低く呻いて動きを速めました。
限界を訴えるF太さんに、R子は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、R子はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
「はぁ…もっと…」
「そんなに締めつけたら…」
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、R子は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、R子は喘ぎ続けるしかありませんでした。
根元まで一気に貫かれた瞬間、R子は声にならない悲鳴を上げてF太さんの背中に爪を立てました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
F太さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚にR子は息を詰めました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてR子はぶるっと震えました。
(ぬるり、きゅうっ)
「見ないで…恥ずかしい…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、わたしはしばらく声も出せませんでした。「あぁっ…そこ、だめぇ…」
「また会える?」の問いに、彼はただ優しく笑うだけでした。こんな体験を人に話す日が来るとは思いませんでした。読んでくれてありがとう。
(20歳・書店員/連休最終日の午後の投稿より)