眠れない(成美ちゃんさんのこと)
……寝れない。ちょっとだけ吐き出させて。
「一回だけなら」——そんな軽い気持ちが、抜け出せない関係の始まりでした。
成美ちゃんさんの部屋で映画を観るだけ——そのはずでした。
焦らすような手つきに、僕は思わず声を漏らしてしまいました。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
「今日は離さないから」
下着の縁に指をかけられ、僕は恥ずかしさに思わず腰を浮かせてしまいました。
「隠さないで」と手をどけられ、全部を見られる恥ずかしさに体が火照りました。
焦らしと快感を繰り返され、成美ちゃんはもう何度も軽く達してしまっていました。
大樹さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って成美ちゃんは息を詰めました。
(んっ、はぁっ)
「あっ…イッちゃう…」
「我慢しなくていい」
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に成美ちゃんは理性を失いかけました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて成美ちゃんは顔を覆いました。
(じん…、じん…)
「んっ…あぁ…」
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて成美ちゃんはぶるっと震えました。
何度目かの絶頂で成美ちゃんの中が強く締まり、大樹さんも低く呻いて動きを速めました。
「だめ…そこ、弱いの…」
「素直だね」
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に成美ちゃんは翻弄され続けました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で成美ちゃんは涙目になっていました。
「もっと激しくして」と口走った成美ちゃんに応えるように、律動が一段と速くなりました。
(きゅうっ、ぬるり)
「や…声、我慢できない…」
頭が真っ白になるほどの絶頂に、僕はしばらく声も出せませんでした。
「んっ…あぁ…」
以上、深夜のひとりごとでした。