読者手記/遼さんのこと
<読者投稿> 涼子(20代前半/ホテルのフロント/仮名)
書くかどうか迷いましたが、誰かに聞いてほしくて筆をとりました。
出張先のホテルで、たまたま隣の部屋だった遼さんと意気投合してしまいました。
仕事終わり、遼さんに「送っていくよ」と言われて車に乗り込みました。膝が触れ合ったまま、どちらも離そうとしませんでした。
他愛のない話をしているうちに、二人の距離は少しずつ縮まっていきました。
「もう少しだけ」と言い訳をして、ネオンの灯るラブホテルに足を踏み入れました。薄暗い部屋で、お互いの息づかいだけがやけに大きく響きました。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
「もう一回、いける?」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
「明かり、消して」と頼んでも、彼は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
彼の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、あたしの呼吸は浅くなりました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みに涼子は高い声を上げてのけぞりました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて涼子は顔を覆いました。
遼さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
焦らしと快感を繰り返され、涼子はもう何度も軽く達してしまっていました。
(ぱちゅん)
「奥まで…来て…」
「全部見せて」
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、涼子は背中を弓なりに反らせました。
遼さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
遼さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って涼子は息を詰めました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、涼子は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
(ぐちゅ)
「奥まで…来て…」
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
「もっと激しくして」と口走った涼子に応えるように、律動が一段と速くなりました。
何度目かの絶頂で涼子の中が強く締まり、遼さんも低く呻いて動きを速めました。
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で涼子は涙目になっていました。
(こくり、ふるり)
「だめ…そこ、弱いの…」
「涼子の全部が欲しい」
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、涼子は喘ぎ続けるしかありませんでした。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、涼子は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、涼子はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、涼子はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
遼さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に涼子は息を詰めました。
(とろとろ、じん…)
「そんなに…されたら…おかしくなる…」
達した直後の敏感な体を、それでも彼は離してくれませんでした。「んっ…あぁ…」
翌朝は何事もなかったように振る舞いましたが、心はまだあの部屋にありました。たった一晩の出来事ですが、あたしにとっては忘れられない記憶です。
(20代前半・ホテルのフロント/台風で電車が止まった晩の投稿より)