瑠…という名の熱
桜が散り始めた春の夜のことだった。MTは、抗えない何かに引き寄せられていた。
バイト先の閉店後、二人だけになった店内で。
瑠…さんと飲みに行ったのが、そもそもの始まりでした。ふとした瞬間に目が合って、そらすタイミングを失ってしまったんです。
「今日は帰りたくないな」——そんな言葉が、どちらからともなくこぼれました。
終電を口実に、僕は相手の一人暮らしの部屋へと向かっていました。薄暗い部屋で、お互いの息づかいだけがやけに大きく響きました。
やさしく、でも確かな手つきに、僕はただ身を委ねていました。
「そのまま、感じて」
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
「明かり、消して」と頼んでも、彼女は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
彼女のシャツのボタンに僕からも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
MTさんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、瑠…は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて瑠…は顔を覆いました。
「だめ…そこ、弱いの…」
「素直だね」
焦らすように入り口だけをなぞられ、瑠…は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
MTさんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感に瑠…は理性を失いかけました。
指の動きが速くなるたび、瑠…の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
(ずくん)
「奥まで…来て…」
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、瑠…は喘ぎ続けるしかありませんでした。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、瑠…はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
根元まで一気に貫かれた瞬間、瑠…は声にならない悲鳴を上げてMTさんの背中に爪を立てました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、瑠…は目の前がちかちかしました。
(じゅる)
「はぁ…もっと…」
「もう一回、いける?」
「もっと激しくして」と口走った瑠…に応えるように、律動が一段と速くなりました。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて瑠…はぶるっと震えました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
汗と体液で濡れた肌がぶつかり合い、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響きました。
(ぴちゃ)
「ん…もっと激しくして…」
達した直後の敏感な体を、それでも彼女は離してくれませんでした。「んっ…あぁ…」
夜が明けても、二人を包んだ熱はまだ冷めやらなかった。この続きは、また気が向いたら書くかもしれません。