木枯らしの吹く帰り道の背徳
その夜、涼子(仮)は細身だけど意外と筋肉質なACの腕の中にいた。
雨宿りで入った店で相席になっただけの、名前も知らない相手でした。
偶然を装って、私のほうからACさんを誘っていました。膝が触れ合ったまま、どちらも離そうとしませんでした。
「今日は帰りたくないな」——そんな言葉が、どちらからともなくこぼれました。
手を引かれるまま、私は海の見えるリゾートホテルのドアをくぐっていました。「いいの?」と囁かれ、私は小さく頷くのが精一杯でした。
見つめ合ったまま、どちらも動けずにいた時間が愛おしかった。
抱き寄せられて、彼の胸の鼓動がまっすぐ伝わってきました。
「全部見せて」
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼の目の前にこぼれ出ました。
彼の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、私の呼吸は浅くなりました。
生まれたままの姿にされて、私は思わず胸と脚を手で隠しました。
ACさんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、涼子(仮)は腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
ACさんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って涼子(仮)は息を詰めました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
(ずちゅ)
「や…声、我慢できない…」
「涼子(仮)の全部が欲しい」
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、涼子(仮)は背中を弓なりに反らせました。
ACさんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
焦らすように入り口だけをなぞられ、涼子(仮)は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
(ぎゅっ)
「あっ…イッちゃう…」
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、涼子(仮)は目の前がちかちかしました。
ACさんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に涼子(仮)は息を詰めました。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、涼子(仮)はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
(きゅうっ)
「や…声、我慢できない…」
「すごく濡れてる」
上に乗せられて自分から腰を振るように促され、恥ずかしさと快感で涼子(仮)は涙目になっていました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、涼子(仮)はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に涼子(仮)は翻弄され続けました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、涼子(仮)は喘ぎ続けるしかありませんでした。
(きゅうっ、とくん)
「あっ…イッちゃう…」
達した直後の敏感な体を、それでも彼は離してくれませんでした。「お願い…止まらないで…」
夜が明けても、二人を包んだ熱はまだ冷めやらなかった。長くなりましたが、これが私の正直な体験談です。