K介さんとの秘密の一晩
あたしは大学院生をしている瑠奈といいます。今でも忘れられない話をひとつ。
きっかけは本当に些細なことでした。花火大会の帰り道のことです。
終電を逃したあたしに、K介さんが泊まっていくよう勧めてくれました。「今日は帰りたくないな」——そんな言葉が、どちらからともなくこぼれました。
会話が途切れた沈黙が、なぜだか妙に甘く感じられました。
雨宿りのつもりで入った私の散らかった部屋が、その後の全ての舞台になりました。「いいの?」と囁かれ、あたしは小さく頷くのが精一杯でした。
唇を割って入ってきた舌に、あたしは夢中で応えていました。
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼の目の前にこぼれ出ました。
K介さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、瑠奈は自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
(じん…、はぁっ)
「あっ…イッちゃう…」
「瑠奈の全部が欲しい」
K介さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
K介さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って瑠奈は息を詰めました。
指の動きが速くなるたび、瑠奈の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
「はぁ…頭、とけちゃう…」
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、瑠奈はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、瑠奈はもう自分の声を抑えることもできませんでした。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に瑠奈は翻弄され続けました。
(ぴちゃ)
「もう…焦らさないで…」
「すごく濡れてる」
K介さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚に瑠奈は息を詰めました。
根元まで一気に貫かれた瞬間、瑠奈は声にならない悲鳴を上げてK介さんの背中に爪を立てました。
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、瑠奈は喘ぎ続けるしかありませんでした。
「もっと激しくして」と口走った瑠奈に応えるように、律動が一段と速くなりました。
(ぬるり)
「や…声、我慢できない…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。「もう…焦らさないで…」
「また会える?」の問いに、彼はただ優しく笑うだけでした。この続きは、また気が向いたら書くかもしれません。