気づけば友人の別荘にいた
N子(30歳・客室乗務員)です。少し長くなりますが、あの夜のことを聞いてください。
自分でも信じられないくらい、大胆になれた夜のことです。
篤さんの部屋で映画を観るだけ——そのはずでした。膝が触れ合ったまま、どちらも離そうとしませんでした。
「もう少しだけ」と言い訳をして、友人の別荘に足を踏み入れました。「いいの?」と囁かれ、あたしは小さく頷くのが精一杯でした。
背中に手を回されて、もう後戻りできないと悟りました。
首筋を吸われて、ちりっとした痛みすら甘く感じました。
汗ばんだ肌が重なり合って、時間の感覚さえ溶けていくようでした。
彼の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、あたしの呼吸は浅くなりました。
彼のシャツのボタンにあたしからも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼の目の前にこぼれ出ました。
篤さんの手が両胸を鷲づかみにして、硬くなった先端を指先で押し潰すように転がしてきました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、N子は背中を弓なりに反らせました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、N子は消えたくなりました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いてN子は顔を覆いました。
篤さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
(ぱんっ、ずくん)
「ん…もっと激しくして…」
「我慢しなくていい」
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感にN子は理性を失いかけました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
篤さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思ってN子は息を詰めました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みにN子は高い声を上げてのけぞりました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
指の動きが速くなるたび、N子の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
(じん…、んっ)
「篤さん…気持ちいい…」
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、N子は喘ぎ続けるしかありませんでした。
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いてN子はぶるっと震えました。
限界を訴える篤さんに、N子は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
「もっと激しくして」と口走ったN子に応えるように、律動が一段と速くなりました。
(ぬぷっ)
「ん…もっと激しくして…」
「かわいいよ、N子」
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
根元まで一気に貫かれた瞬間、N子は声にならない悲鳴を上げて篤さんの背中に爪を立てました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、N子は目の前がちかちかしました。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、N子は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
ずんずんと奥を突き上げられるたび、繋がった場所からぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴りました。
(びくっ、ぱちゅん)
「はぁ…頭、とけちゃう…」
限界が近づいて、あたしは彼にしがみついたまま、一気に高みへと押し上げられました。「ん…もっと激しくして…」
朝、隣で眠る顔を見て、あたしは少しだけ後悔と幸福を同時に噛みしめました。また同じような夜が来るのかは分かりません。でも、それでいいと思っています。