深夜の吐き出し
深夜だから呟く。K介、20代半ば。
雨宿りで入った店で相席になっただけの、名前も知らない相手でした。
偶然を装って、僕のほうから麻衣(仮)さんを誘っていました。
触れ合う肌のぬくもりに、頭の中が真っ白になっていくようでした。
「もう一回、いける?」
「明かり、消して」と頼んでも、彼女は「全部見たい」と譲ってくれませんでした。
彼女の指がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくたび、僕の呼吸は浅くなりました。
彼女のシャツのボタンに僕からも手を伸ばし、二人分の衣擦れの音が重なりました。
指を二本挿し入れられ、中を掻き回されるたびに、ぐちゅぐちゅと濡れた音が大きくなっていきました。
太ももを大きく開かされ、恥ずかしい場所を余すことなく見られて、麻衣(仮)は消えたくなりました。
指の動きが速くなるたび、麻衣(仮)の腰は勝手に浮き上がってしまいました。
(じん…)
「ん…もっと激しくして…」
「我慢しなくていい」
うなじから背筋へと舌を這わされ、ぞくぞくとした震えが全身を駆け抜けました。
K介さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って麻衣(仮)は息を詰めました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いて麻衣(仮)は顔を覆いました。
「ん…もっと激しくして…」
限界を訴えるK介さんに、麻衣(仮)は「中は…」と言いかけて、快感に言葉を飲み込みました。
何度目かの絶頂で麻衣(仮)の中が強く締まり、K介さんも低く呻いて動きを速めました。
(ぐちゅ、びくっ)
「あぁっ…そこ、だめぇ…」
「素直だね」
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、麻衣(仮)は爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、麻衣(仮)はシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
(はぁっ)
「奥まで…来て…」
波が引いたあとも、僕の体はまだ小刻みに震え続けていました。
「お願い…止まらないで…」
以上、深夜のひとりごとでした。