健吾という名の熱
花火大会の帰り道のことだった。あかりは、抗えない何かに引き寄せられていた。
きっかけは会社の飲み会。終電を逃したわたしを、健吾さんが「泊まっていけば」と誘ったんです。
ずっと気になっていた健吾さんに、思い切ってわたしから声をかけました。指先が偶然触れただけなのに、それだけで胸の奥がざわつきました。
見つめてくる視線に、下着の中がもう疼き始めていました。
雨宿りのつもりで入った友人の別荘が、その後の全ての舞台になりました。背中に手を回されて、もう後戻りできないと悟りました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
唇が重なると、それまで積もっていた緊張が一気にほどけていきました。
「すごく濡れてる」
生まれたままの姿にされて、わたしは思わず胸と脚を手で隠しました。
下着の縁に指をかけられ、わたしは恥ずかしさに思わず腰を浮かせてしまいました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、あかりは背中を弓なりに反らせました。
耳を舐められながら胸を揉みしだかれ、二つの快感にあかりは理性を失いかけました。
焦らすように入り口だけをなぞられ、あかりは自分から腰を押しつけて「早く」とねだってしまいました。
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
薄い布をずらされ、直接指を沈められると、ぬちゅっと恥ずかしい音が響いてあかりは顔を覆いました。
(ぬるり)
「お願い…止まらないで…」
「今日は離さないから」
健吾さんの舌が脚の間に潜り込み、じゅるっと音を立てて吸い上げられて、頭が真っ白になりました。
乳首を軽く歯で挟まれ、甘い痛みにあかりは高い声を上げてのけぞりました。
敏感な芽を指の腹で円を描くように擦られ、あかりは腰をびくびくと跳ねさせてしまいました。
たっぷりと濡れたそこを指で広げられ、視線を感じるだけで達してしまいそうでした。
指の動きが速くなるたび、あかりの腰は勝手に浮き上がってしまいました。
焦らしと快感を繰り返され、あかりはもう何度も軽く達してしまっていました。
(ぎゅっ)
「んっ…あぁ…」
何度も体位を変えながら、二人は汗だくになって明け方まで求め合い続けました。
健吾さんのものがゆっくりと押し入ってくると、みちみちと押し広げられる感覚にあかりは息を詰めました。
「もっと激しくして」と口走ったあかりに応えるように、律動が一段と速くなりました。
何度目かの絶頂であかりの中が強く締まり、健吾さんも低く呻いて動きを速めました。
(じん…)
「そんなに…されたら…おかしくなる…」
「もっと聞かせて」
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、あかりはシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響いて、あかりはもう自分の声を抑えることもできませんでした。
根元まで一気に貫かれた瞬間、あかりは声にならない悲鳴を上げて健吾さんの背中に爪を立てました。
片脚を抱え上げられ、さらに深い角度で突かれて、あかりは目の前がちかちかしました。
「だめ…そこ、弱いの…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。「お願い…止まらないで…」
夜が明けても、二人を包んだ熱はまだ冷めやらなかった。はしたない話ですみません。でも、書けてよかったです。