眠れない(裕介さんのこと)
この垢消すかもだけど書く。
雨宿りで入った店で相席になっただけの、名前も知らない相手でした。
偶然を装って、わたしのほうから裕介さんを誘っていました。
深く舌を絡めるキスに、膝から力が抜けていきました。
唇を割って入ってきた舌に、わたしは夢中で応えていました。
「もっと聞かせて」
濡れて張り付いた下着を、じれったいほどゆっくりと脱がされました。
背中のホックがぷつりと外れ、締めつけから解放された胸が彼の目の前にこぼれ出ました。
スカートのファスナーが下ろされる音が、静かな部屋にやけに大きく響きました。
舌先で乳首を執拗に舐め上げられ、もう片方も指でつままれて、楓ちゃんは背中を弓なりに反らせました。
裕介さんの唇が下腹部へと下りていき、次に来る刺激を思って楓ちゃんは息を詰めました。
(とくん)
「あっ…イッちゃう…」
「もっと乱れていいよ」
内ももを割り開かれ、下着の上からなぞられただけで、そこはもうぐっしょりと濡れていました。
指の動きが速くなるたび、楓ちゃんの腰は勝手に浮き上がってしまいました。
(ちゅっ、ぬぷっ)
「だめ…そこ、弱いの…」
繋がったまま抱き起こされ、体重で最奥まで届いて楓ちゃんはぶるっと震えました。
腰を掴まれて後ろから深く貫かれ、楓ちゃんはシーツに顔を押しつけて喘ぐことしかできませんでした。
(ちゅっ、ぬちゅ)
「や…声、我慢できない…」
「素直だね」
余韻も与えられないまま次の波を送り込まれ、楓ちゃんは喘ぎ続けるしかありませんでした。
一番奥をぐりぐりと押し上げられると、楓ちゃんは爪先までびくんと硬直して達してしまいました。
ゆっくり引き抜かれてはまた奥まで沈められ、その緩急に楓ちゃんは翻弄され続けました。
「や…声、我慢できない…」
何度も名前を呼び合って、二人の境目が分からなくなるほどでした。
「あぁっ…そこ、だめぇ…」
……明日の自分、ごめん。おやすみ。